レストランの責任

仔羊のコートレット

レストランは不特定多数のお客様が利用されます。
それぞれのお客様がそれぞれに独自の考えや感情がございます。
料理は嗜好品。
評価はそれぞれ。
我々はすべてを真摯に受け止めます。

料理人は常にお客様の声を気にしています。
当然です。
お客様の口から体内に入る物を作っていますからね。
どんな小さなクレームも過敏に反応いたします。
それがアタシ達のプライドであり責任です。
アタシの店のような小さな飯屋でも、全ての料理は毎日、毎回、お客様に提供する直前にチェックいたします。
じゃなければ恐くて提供できません。
それでも毎日、毎回不安です。

だからこそ、我々が他所の店に行ったら発言には最大の注意を払います。
何気ない一言が、その店に大変な負担をかける場合もあります。
たとえ異常を感じても、簡単には伝えられません。
我々は味のプロですが、だからといって絶対はあり得ない。
慎重に言葉を選び、熟慮して、結果に対して責任をとる覚悟を持って相手に伝えるのが仁義です。

ましてや全てのオーナーシェフは、人生を懸けて戦っているのですから。
軽い気持ちで発言は出来ません。


明日も頑張ります。
日曜日は営業いたします。
皆様のご来店心よりお待ちしております。