今夜のおすすめ料理
☆真イワシのフライ、トマトソース900円(税込)です。
バジルとアンチョビの香草オイルを添えております。
新鮮なイワシが入りました。
ありがたや、ありがたや…。
一昨日の日曜日、真田丸を観た後で『情熱大陸』とゆう番組を観ました。
大好きな『てーびーえす』でございます(笑)
東京にある小さなラーメン屋さんの話でした。
フランスの大手タイヤメーカーが出版しているレストランガイドブック『ミシュランガイド』で星を獲得したラーメン屋さんだそうでございます。
大変素晴らしいみたいです、ハイ。
何となく観ていたんですがね。
まあ、流石は日本のテレビジョンだけあって、ツッコミどころ満載でございます。
大事な『外国投資家との交渉』にテレビカメラを持ち込むバカはいませんな。
ヤラセ感満載です。
全てがウソっぱちとは言いませんが、番組自体はヤラセでしょう。
んなこたぁどーでも良いのですがね。
ある意味1つのサクセスストーリーの典型的な作られ方だと思います。
昔から変わらないです。
そのラーメン屋さんが悪いとか、ズルいとか、そんな話しじゃありません。
素晴らしい才能かも知れませんしね。
ラーメンのスープの話や、タレの話をしておりました。
きっと視聴者は丸ごと信じてしまうでしょう。
アタシ達は、たまたまレストラン業界にいますからね。
❓と思えたりしますが、もしもスポーツや音楽、又は他のジャンルの話しだったら全く分からないと思う。
メディアを丸ごと信じてしまうかも知れません。
だって素人だもの。
恐ろしいし、世の中なんてそんなもんでしょう。
飲食業界の話しですが、確かに物事の本質を極めたり、追求するならば何かしら1つに特化するべきかも知れません。
幅を広げれば広げるほど掘り下げて追求するのは難しくなる。
ラーメンとゆう1つの商品に特化して、追求するのは間違いではない。
料理人じゃないしね。
メディアに乗っかってしまえばスポンサーもつき、大量生産も楽チンだし。
金儲けには良いよね。
だからと言って、フレンチレストランとラーメン屋さんを同じ土俵に並べて星がどーのこーのと比べるのは無理がないでしょうかね(笑)
無茶苦茶だ。
ミシュランガイドってのは、本音を言えばただのレストランガイドブックです。
その評価の信憑性はアタシには分からない。
審査基準も曖昧だし、何かしらの圧力は間違いなくあるでしょう。
だいたい捜査そのものがいい加減過ぎるしね。
しかしながら、世の中にはミシュランガイドの星で食っている有名な料理長様達も沢山いらっしゃいます。
彼等にとってはミシュランガイドは神様なんです。
飯の種。
バックボーン。
お客様よりミシュランガイド。
星の数が儲けに繋がるわけですから。
だからミシュランガイドの信憑性や権威が失墜しては大変困るわけです。
ミシュランガイドは彼等を守り、彼等はミシュランガイドの権威を必死で守る。
どんな手段を使ってでもね。
あまり影響の無い程度に毎回細かな変動はあっても、殆んどは変わらない。
どっかの国の政治家みたいだ。
アタシ達が小僧の頃には、料理人は何でも出来なきゃプロじゃない!と教えられました。
フランス料理人だからといって、天婦羅や中華料理は知らなくて良いわけじゃないと。
モツロン全てをマスターするのは不可能ですが、出来るだけ多くの仕事を学ぶのがプロなんだと教えられた。
だからアタシの世代、それより上の世代の料理人は何を作らせても上手でした。
鮨だって握る料理長もいたもの(笑)
宴会やケータリングは全て自分達で作るんだから。
大変ですよ、ってかガチで。
でもそんな考え方は古いのですかね。
今の若い方々は『最短距離』を狙います。
仕事を覚えるよりも、名前を売って金を稼ぎ、ステイタスを上げるのが先ですから。
ある有名な若い料理長様と一緒に仕事をした時に、その仕事のできなさにビックリしたことがある。
今はこれで許されちゃうのか?
時代は変わりました。
世の中の本質を追求したり、本物の仕事を覚えるには人生は短すぎるのかも知れません。