ソースはﾀﾌﾟｰﾘ🎵

ポークソテー、キノコソース

マーシュ亭の料理にはソースがﾀﾌﾟｰﾘです。
出来る限りﾀﾌﾟｰﾘ添えます。

料理人仲間の中には『多すぎだよ』なんて言う人も少なくない。
でも僕は気にしない。
素材の味が消えちゃう？
バランスが悪い？
大きなお世話でございます。

ソースは原価も高いですから少ない方が儲かります。
でもケチらない。
ソースをﾁｮｺﾁｮｺ添えるのも結構。
好きにすれば良いです。
うちのお客様にはﾀﾌﾟｰﾘ添えます。
理由は飯屋だから。
基本的に『ご飯と一緒に三角食い』してもらえるように料理を作ります。
たとえフレンチがベースでも、食べる人には関係ありません。
残ったソースをご飯と一緒に楽しんでもらいたいから。
お皿にご飯を乗せて食べる人もいます。
大いに結構です♪
そーゆー料理を作ってるんです。

料理雑誌や自称批評家、料理人達は一皿を語ります。
火の入れがどーの、バランスがどーの。
最新の技術だの、伝統だの革新だの。
料理は一皿を語っても意味がないです。
誰が、何処で、誰と、いつ、何のために食べるのか？
その人がどの様な人間なのか？
それによって料理は変わります。
僕達は能書きの為に料理を作っているわけじゃない。
目の前のお客様が喜んでくれればそれで良し🎵

誰かの役に立つのが仕事だと信じます。
喜んでいただけるから木戸銭を払ってもらえます。

飯屋の料理は、その殆どが『誰もが知っている料理』です。
知っているから其々の人が自分流を持っております。
そこに俺流をぶつけるわけです。
それが食べる人の予想を良い方向に裏切ればお客様は喜んで下さいます。
逆なら最悪です。
だから難しいし面白い。

知らない料理を並べれば、誰も文句は言いません。
いえ、言えません。
知らないんだから受け入れるしかない。
それがお客様の本音だと思う。


飯屋は普段着です。
当たり前を楽しむ場所でございます。
喜んでもらえるなら何でもやりたい。
技術も設備も無いし、一人だから出来ないことばかりだけれど、本当は何でもやりたい。

今日も喜んでもらえるように頑張りまーしゅ。