どんな店も営業時間が決まっておりまして。
まぁ、普通ならばランチ2時間、ディナーは4時間ぐらいが目安でしょうか。
レストランってね、実は営業時間よりその他の作業時間の方が圧倒的に長いのです。
ただし全ての料理を自分の店で作る店の話ですがね。
仕事の殆どが下準備、仕込み、そして掃除です(ホント)。
皆様が見ていない時間が圧倒的に多くて、実はその時間が大切なんです。
舞台より舞台裏、稽古の方が圧倒的に長いでしょ?
スポーツも同じ。
試合より練習が圧倒的に長い。
レストランもそうなんです。
営業時間とゆう本番の為に長い準備が必要なんです。
モツロン我々も人間ですから休みや睡眠も必要だし、生理現象だってあります。
人間がやる仕事。
機械ではありませんね。
ですから実はとても効率が悪い仕事なんです。
でね、希にってか、けっこう頻繁に営業時間終了後に来られるお客様もいます。
『ダメ元で来ました❤』
とか言っていた女性客もいましたが、ダメ元ならやめてよ!と思うよね。
断る方の気持ちとか全然考えてないよね(笑)
頼む前に『遠慮する』のが大人だと思うけど。
お客様からすれば『1つや2つぐらいチャチャッと作ってよ』なんて考えている人もいるでしょう。
でもね、一皿料理を作る為にどれだけの手間、道具、材料、時間が必要なのか考えてもらいたい。
閉店後、料理人はすぐに片付けに入ります。
火をおとし、鍋を磨き、油を濾して、食材やソースを綺麗に移し変えてしまいます。
その後でお客様が来て料理を注文されたら大変なんです。
細かな物を全て一から出さなければならない。
たぶん1時間ぐらいは仕事が遅れます。
料理中は掃除もできません。
これホントにキツイです。
忙しい店なら尚更です。
簡単に作れる料理なんて1つもありません。
確かにそんなお客様に対応するのもレストランの度量だとも思うけれど、中には確信犯的な人もいます。
酔った勢いとかね。
外国のレストランなら絶対に無理。
日本人は優しいから。
それでもね、閉店後に背広姿の男性客が疲れた顔で来たりするとね。
ヤパシ何か作ってあげたくなります。
だって1日働いてさ、やっと晩飯にありつけると思ったら閉店してました!じゃ可哀相だもの。
しかも嬉しいじゃない。
うちを選んでくれたんだなぁと。
そんな時にはとびきり気合いをいれて作りますよ。
料理は限られちゃうけれどね。
でも殆どの男性は『カツカレーできますか?』なんです(笑)
カツカレーは魂ですからね。
働く男達のロマン。
肉厚のマドンナ🎵
それを喜んで食べて下さるお客様の顔を見ているとホッとしますね。
お疲れ様!
明日もお互いに頑張ろうな!
そんな気持ちになります。
昨夜も二人で来店されたサラリーマン。
美味しそうに食べて下さいました。
ありがとうございますm(_ _)m
ってなワケで、今夜は『イワシ』です❤