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Channel: 洋食『マーシュ亭』
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また1つ分かったよん♪

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日本の西洋料理の基板となっているのはヤパシフランス料理なんでございます。
亡くなった親父さんが常に読んでいた本もオーギュスト・エスコフィエの『ギッド・キュリネール』でした。
何かにつけて色々と調べておりましたね。

以前にも説明しましたように昔の西洋料理の基本となるソースは『ドゥミグラス』なんでございます。
ソースエスパニョルを脱脂してマデラ酒を加え煮詰めて、ブラウンルーでリエゾンして作ります。
作り方は色々ありますが日本の西洋料理の場合は牛骨やスジで作ったブイヨンをベースにする場合が殆んどです。
昔は炒めた香味野菜や牛スジを毎日足しては濾して3日4日かけて煮込んでいきました。
これは日本の洋食独特の作り方だと思います。
仕上げにウスターやケチャップ、ブラウンシュガーを加える店もありました。

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洋食屋さんの場合、ドゥミグラスは完全に仕上がったソースにしちゃうんです。
忙しい店ならばソースを湯煎にかけておいて焼き上がった肉にぶっかけて出来上がり♪みたいにね。

アタシもドゥミグラスをソースの基本として捉えております。
子牛の骨をベースとして作ります。
骨はしっかりとコロレ(オーブンでこんがり焼く)します。
その他に普段どーしても出てくる肉のスジや脂も加えます。
ただし昔のようにベタベタの仕上がりにはしたくなかった。
使い方に多様性をもたせたいから。
使う度に煮詰めて料理によって変えていきます。

昨日もドゥミグラスを作っていたんですが少し気が付いたことがありまして。
試してみたら予想以上に良くなった♪
こーゆーのが嬉しいんですよ。
テンション上がります♪(笑)
毎日毎日こんなことばっかしやってます。

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さて本日はディナーから営業です。
昼間は仕込みがイパーイあります。
月末だっつーのに食材が山程届きます。
仕方がないね。
無ければ仕込めません。




昨日は嬉しいニュースがありました。
広島カープの黒田投手。
素晴らしい活躍です。
若い頃から好きな投手でした。
嬉しいです。



日本が他の国と違うのは『勝者と敗者の心の在り方』だと思います。
簡単に言えば勝者も敗者も同じなんですな。
どちらが悪とか善とか、上とか下とか関係ないのですよ。
勝てば官軍、負ければ賊軍。
確かに歴史的にはそーなんです。
歴史は勝者が勝手に作り上げる『捏造』が殆んどですから。
しかしながら日本は敗者であっても愛される人物が沢山います。
何故ならばそれが日本人の美徳だから。


日本の歴史は面白いですな。



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長州『建武隊』の若者達。
良い面構えだわ、ってかマヂで。

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