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Channel: 洋食『マーシュ亭』
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フランス食堂『クネル』

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腹減ったー…と、夜の札幌を徘徊する悲しい中年ヲヤジ。
仕込みで遅くなった日曜日の夜。
どーしましょ?
気持ちの入ってない飯は疲れるだけだから嫌だし。

ってなワケで、寂しい中年ヲヤジを優しく迎えてくれる聖母マリアみたいな店に行きました♪


久しぶりです。
フランス食堂『クネル』

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日曜日の夜だっつーのに、ほぼ満席!
素晴らしい♪
場所は関係ないのさ。
存在理由があやふやじゃなく、真摯にやっているレストランは必ず繁盛する。


屋木君、ミキちゃん元気そうで何より♪

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白ワイン呑みながらメニューを拝見。
フムフム。

ん?



ん?



『……』

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ハラホロヒレハレホロホロ鳥…売りきれ!
残念無念織田無道南無阿弥陀仏…(-.-)
ヤパシ使ってたか(笑)
同じ肉屋から仕入れてますからね。
うちが大量に発注したので肉屋さんも多目に仕入れるのよ。
するってぇと他のレストランにも使っていただくことになるっつーね。
『巻き込み事故メニュー』
みたいな(笑)
屋木君のホロホロ食べたかったなぁ。
ムマイに決まってるけど。


前菜、魚、肉、デザートまで喰いたい!
ミキちゃんと暫し相談。
結局薬局お任せリンダ♪


ニシンとジャガイモの温かいサラダ

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フランス大衆料理の定番だわな。
文句無しにムマイ。
丁寧に作ってます。
茹でたてのジャガイモは香りが良い。
ニシンは強目の酸。
ジャガイモにピッタシカンカン♪




エイとキャベツ

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約30年前。
三田のコートドールで衝撃を受けた料理。
こんなフランス料理があったんだ!
泣ける程に感動したんよ。
三田のコートドールも来年で30年。
スゲーなぁ…。

一口食べてみる。

ん?
ん?

『チョッと!ミキちゃん!』

『ハイハイ♪』

『ソース変えたの?』

『わかりました?♪』

『わかるさ!』

『実はシェリービネガーが手に入らなくなって、違うメーカーにしたの』

『なるヘソ♪』

イヤね、実はこの料理を色んなレストランで作ってます。
屋木君のもそうだけれど全て酸が弱いっつーか、優し過ぎるのよ。
昔三田で食べた強烈な酸が忘れられなかった。
なんとその強烈な酸が復活!
コリャムマイ♪(^^)
シェリービネガーを沢山使えば良いってわけじゃない。
それじゃただ酸っぱくなるだけ。
煮詰め方、それ以上に使うビネガーの質が大切なのさ。

『これ何処のビネガー?高いでしょ?』

『スペイン。高いんですよ…。でもエイにしか使わないから(笑)』


皆様是非食べて下さいな。
これこそ元祖『エイとキャベツ』です。



オーストラリア産仔羊のロティ、タイムのソース

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先日、うちに食事に来てくれたお客様に
『最近のフレンチは何故肉料理が熱くないの?みんな冷めている!』

ハイハイ、仰る通り。
何が大切なのか?
本質はどこにあるのか?
力を使うところを間違っているレストランが多いかもしれません。

屋木君の仔羊。
カンペキな焼き加減。
しかも熱い!
アタシが知る限り、肉焼きの上手なシェフのトップクラスでございます。
塩も中まで効いてます。
ムマイ…。







イチゴのミルフィーユ『北島シェフ』スタイル♪

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尊敬する北島亭へのオマージュ。
サクサク、ホロホロ。

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イヤね、皆様も経験あるでしょ?
ミルフィーユをナイフで切ると中身が全て飛び出しちゃう(笑)
パイがやけに噛みきれない。
コツラのミルフィーユは大丈夫。
サクサクです。
コツは作りたてだから。
使う分だけ毎日焼きます。
当たり前を毎日継続することがどれ程大変なことか。
強い鋼のような気持ちがないと出来ません。

お見事でした♪


この店はアタシの疲れを癒します。
まるで実家に帰った気分になるのさ。
親方から料理人の基本を教えられ、三田のコートドールで本物の職人仕事に衝撃を受けた。
料理のスゴさを思い知らされた。

屋木君は誠実です。
まっつぐです。
大好きなシェフの一人です。




フランス食堂『クネル』
札幌市中央区南2西8鳥居ビル1階
011‐876‐8778
月曜定休。







屋木君!ミキちゃん!
今年は一緒に温泉な(笑)

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