聴き比べ

おはよーございます。
今日は朝から日本晴れ☀
セーヌ川のほとりを走っていますってぇと、朝陽で顔が熱くなりますな。

今日は牛ヒレを入荷します。
牛カツとハンバーグの盛合せはどーでしょうか？
ストロガノフもやりますよ♪

先日も話しましたように落語の『芝浜』の聴き比べをしております。

古今亭志ん生
古今亭志ん朝
立川談志
柳家小三治
桂三木助
三遊亭圓楽

ご存じのように、芝浜は呑んだくれのダメ親父が、ある事件をきっかけに更正する話です。
ほとんどの場合、登場人物は亭主と妻だけ。
わかりやすい話だし、それだけに噺家さんの個性が表れる演目だと思います。
柳家小三治は仕掛けに『幼子』まで入れてきます。
リアルな雰囲気が表現されますな。
三木助は芝浜を芸術の域にまで持ってきた人。
朝の浜辺に朝日が昇るシーンなんで素晴らしいです。
立川談志は、とことん『女の情念』を追求しました。
最後は泣けます。
でね、志ん朝なんですが…。
もう、見事なんですよ。
細かな描写まで素晴らしい。
プロだと思います。
テンポも良いし。
でもね…。
大変失礼なんですが飽きちゃうの。
うまく言えないけれど、談志や小三治が映画だとしたら、志ん朝はテレビドラマみたいな。
綺麗なんだけれど。
常に安定している芸だと思いますがドキドキしない。
難しいですな。
アタシのボキャブラリーじゃ表現出来ません。


志ん朝の芸は天才かもしれませんが、もしかしたら死ぬほど努力したら真似が出来るかもしれない！と思わせます。
でもね、どれだけ努力しても親父である志ん生には誰もなれません。
志ん生は努力じゃ無理だと思います。

なんかうまく言えないわ(笑)
ｽﾏｿ。



料理人と落語家は似てます。