役割

今夜のおすすめ料理

☆メルゲーズ、白いんげん豆とキノコの煮込み、ローストポーク添え1000円

☆牛頬肉の赤ワイン煮込み（ビーフシチュー）1800円

北海道産牛の頬肉を赤ワインと香味野菜で静かに煮込みました。
ゼラチン質が豊富な牛頬肉のシットリとした美味しさ、凝縮したソースと一緒にお楽しみ下さいませ。

数年ぶりにシャンピニオントルネをやったよ(笑)

値段を上げたら良いじゃないか！
お客様から言われます。
有り難い言葉ですが、アタシは身の丈を知っております。
店が実力以上の評価を受けた時は、細心の注意が必要です。
若いうちはこの見極めができない人が多い。

レストランの価格は料理だけではありません。
一万円の料理を出すならば、それなりの資格も必要です。
サービス、設え、その他沢山の要素が関わってくる。
キチンと全てに投資をしなければ一万円の料理ば出してはいけません。
グランメゾンは『全てにおいてキチンと投資をしているレストラン』を指す言葉。
いくら料理だけがﾑﾏｲからと言ってグランメゾンは名乗れない。
ビストロにはビストロの。
シティレストランにはシティレストランの。
洋食屋には洋食屋の役割があります。
それぞれにプライドと責任を持ってやるべきだと思う。

今は滅茶苦茶になってます。
ボーダーが分からなくなってる。
札幌は特にね。
グランメゾンが二千円の定食をやることに違和感を感じなければならない。
うちが一万円のコースをやるのと同じこと。
言われますよ。
コースをやってくれって。
ﾓﾂﾛﾝお断りします。
意味がない。
不細工な話になりますよ。

お客様も理解をするべきです。
本来、グランメゾンのようなレストランに食事に行く意味をね。
収入や地位ではない、それなりの経験や気持ちを持たない人は行ってはいけないと思う。
金を出せば良いわけじゃない。

グルメ雑誌やメディアにそそのかされて大切な事を忘れがち。
レストラン側もね。
売上本位じゃダメだと思うよ。
だからお客様も勘違いする。

料理人は各々の立場で責任とプライドで仕事をすれば良い。
アタシだってプライドはある。
無くなったらやめますよ。
グランメゾンだろうが、フレンチレストランのシェフだろうが、仕事をやらせたら絶対に負けない！
この気持ちは常にあります。
だから毎日やっていける。


ってなわけで、マーシュ亭はマーシュ亭の料理を作ります♪
この店を始めた時に決めたことを守るだけです。
それは変わりません。
皆様のご来店心よりお待ちしております。