おはよーございます。
寒い朝です。
本日は日曜日。
ガッツリ仕込んで明日に備えます。
先日、久しぶりに本屋さんに立ち寄った。
料理の本も少し覗いてみた。
相変わらず同じような内容を繰り返しております。
まあ、出版社も商売ですから仕方がない。
我々のような、いわゆる『職人』と呼ばれる商売は、ある時期がきたら自分なりのメソッドを持たないとダメだと思います。
他人が何と言おうが揺るがない。
自分なりの『正しさ』を持っていない人は信用できない。
30年以上やってきて、いまだに料理本やメディア、新しい料理の講習会なんかに行くのは如何なものか?
何十年やっても勉強ですから♪
いや、確かに素晴らしい考え方だけれど、いつでも他人から影響されてフラフラしているのでは情けない。
世良公則さんが雑誌の中で、目標は『世良公則になりたい!』と言っていました。
これは普通のヲサーンが言っても恥ずかしいだけ(笑)
ただし、言っている意味はわかる。
結局は自分自身との戦いだと思うし、ある時期がきたら他人を意識しない方が良いと思いますね。
他人には絶対にわからない自分の中のメソッド、正しさを持って、それを追求していくのが本来の在り方だと思います。
肉の焼き方も、ソースの作り方も、生き方そのものも。
年齢と共に頑なになるのは悪いことではない。
当たり前だし、それまでに経験してきたこと、悩んで、試して、何度も失敗して、そういった全てが肥やしになって今があるわけで。
自分自身、生身の自分が体感してきた『自分だけの真実』は揺るがない。
職人とはそうあるべきだと思います。
我々は科学者ではない。
太陽の構成要素も、宇宙の意味も、化学反応の方程式も知らないです。
でも、太陽の高さで種蒔きの時期を知り、雲の動きで明日の天気を予想し、肉の香りで食べ頃がわかる。
そういった実体験からきた知識を『教養』と呼ぶのではなかろうか?
実際の現場で役に立たない知識なんて意味がないです。
本や他人からの情報で理解したような気になっている人が多すぎる気がします。
最新の技術は自分の中だけにある。
それは人によって違うんです。
ってなわけで、明日は元気に営業します♪