目立たないけれど、密かに人気者なのがコロッケ。
うちのコロッケは皮付きのまま茹でます。
昔、肉屋さんに売っていたコロッケはラードで揚げるからムマかったの。
もう1つ、あの独特の香ばしさ、微かな苦味、あれば皮付きだったからです。
玉葱、ニンジン、豚挽肉を根気よく炒めてから余計な脂を取り除く。
これがポイント。
じゃが芋は茹ですぎず、少しゴロゴロしたほうがムマイ。
その他にも色々秘密があります。
要はアッシェパルマンティエです。
コロッケとミックスフライは、忙がしい時間帯には少々お待たせします。
揚げ油の温度が他の料理と違うから。
一緒に揚げられません。
申し訳ないけれど、仕方がない。
こーゆー料理はお客様の想像からかけ離れたらダメ。
あくまでも日本人の持つコロッケのイメージの延長線上に着地させないといけませんね。
奇をてらった料理は疲れます。
独立して、莫大な借金抱えて、ニッチモサッチモいかなくなって、初めて分かったことが沢山ある。
だらしなかった自分を戒めてくれた。
心の底から働けることに感謝できるようになったのは四十を過ぎてから。
それまでは権利ばかり主張していた自分がいました。
休む権利。
給金を貰う権利。
その他にも、やった分だけ見返りがあるのは当然だと考えていた。
資本主義とはこーゆーことだと。
それは間違いではないけれど、それだけじゃ心の底から仕事を楽しめない。
独立して良かったことは、何一つ『やらされている』ことが無いの。
全て自分で決めたこと。
苦しいのは当たり前。
でも楽しい。
なぜならば、やらされているわけじゃないから。
これが理解できると毎日が楽しいし幸せなんです。
人は自分の心が相手に伝わらないと辛い。
凹みます。
でも、伝わらなかった人の事を考えるより、伝わった人、理解してくれた人に感謝しながら働いた方が絶対に楽しいんです。
アタシはそーやって楽しく働かせてもらってます。
今日も頑張ろう❗