カシアス・クレイ

カレー煮込みハンバーグ

おはよーございます。
本日はお休みです。
今日もデミを煮込みながらﾕﾙﾕﾙ過ごします🎵

ポークカツレツが好き。
ってか、トンカツが大好きです。
でも、なかなかﾑﾏｲトンカツには出会わない。
肉の厚み。
衣の厚さ。
油の温度。
火の入れ方。
簡単そうで難しい料理。
忙しくなると、尚更難しい。
カツレツだけやっているわけじゃないし。
うちは一品料理屋。
最初からメインディッシュ。
一発勝負。
やるか？やられるか？
お客様が納得するか？
沢山の料理が一気に入ってくる。
伝票が一気に並ぶ。
当然バラバラ。
みんな腹を空かせてます。
待たせちゃ申し訳ない。
集中しないと負けちゃう。
焦るけど、やるしかないしね。
そんな中でポークカツレツを作る。
厨房は灼熱ですから、気が遠くなる時もある。
いつも百点満点にはいかないです。
不本意ながら。
でもベストを尽くす。
毎日悔しいし、毎日凹む。
本当に納得がいくのは百回に一度ぐらいか？
そのぐらい難しい。

ﾑﾏｲ料理は美しいと思う。
色々飾る必要なんてない。
ソースを筆で書いたり。
泡々にしたり。
やたらに色々乗せたり。
ワザといのが大嫌い。

カシアス・クレイ(モハメド・アリ)が死んじまった。
大好きなボクサーを一人挙げろ！と言われても難しいけれど、間違いなく有力候補の一人。

『ホラ吹きクレイ』

ビッグマウスで嫌われ者。
でも彼には信念があった。
ニガーが差別されていた時代。
僕が小学生の頃には、まだまだ白人とニガーは差別されていたの。
米軍基地でもね。

そんな時代に、一人アメリカとゆう巨大な『国家権力』に立ち向かった。
それがカシアス・クレイ。

彼は美しかった。
蝶のように舞い、蜂のように刺す。
ダッキングじゃなく、スウェーで軽やかにかわす。
華麗なフットワーク。
デカイ男同士が力任せに殴りあうヘビー級を変えた。

日本を代表する大ボラ男『アントニオ猪木』とのセメントマッチは興奮した。
夢をありがとう。



カシアス・クレイ。
貴方は強くて美しかった。
誰よりも孤独だった。
だから好きです。

合掌。