Quantcast
Channel: 洋食『マーシュ亭』
Viewing all articles
Browse latest Browse all 3407

私事ではありますが…

$
0
0

イメージ 1


おはよーございます。
朝から雪がちらつく札幌でごさまいます。
本日10月30日は私の母親の命日でございます。
53才の若さでこの世を去った母親。
何のご恩返しも出来なかった事は私の最大の心残りでございます。

気が付けば私も五十を過ぎ、以前には理解出来なかったことが少しずつ少しずつ分かるようになってきました。

幸か不幸か、私は男として生まれたので女性の気持ちは理解出来ない部分もございます。
ましてや母親の心となるとね…。

五十過ぎのヲサーンが言うのも恥ずかしいですが、いつまで経っても心の何処かしらに母親の温もりを求めている弱い自分がいるわけで。
母親とゆうのは本当に有り難いものです。
死んだ後、何十年経っても『居てくれる』んですなぁ。
厨房で一人仕込みをやっておっても、時おり母親の存在を感じることがあります。
いや、別に三流ホラー映画の話をするわけじゃないですが(笑)
心の話でございます、ハイ。

母と子の関係は、一言で言えば『分裂した自分』だと思うのです。
だって元々母親の体内にいたんですから。
母親の細胞と一緒にいたんだもの。
もうね、理屈とかじゃなくて、母と子とは『同じ』なんだと感じております。
マーシュ亭には沢山の親子が来ます。
まだ小さな幼子を大事に大事に抱き抱える母の姿を見ると涙が出そうになる。
母親ってのは理屈じゃない。


んじゃ父親とは?
ハイ、これは簡単です。
人間、特に男子にとっては世の中で出会う一番最初の『敵』ですな、ってかマヂで。
母子の間に入ってくる最初の敵。
部外者。
もうね、殆どエイリアンに近いと思われます(笑)
ライオンの家族なんかを見ていると、全くそうだもの。
ある意味父親は可哀相かもしれませんな。
でもライオンの父親は子に媚びないです。
母親の真似事もしません。
ただただ『父親』でございますな。
イクメン?のライオンなんて見たことがない。

わけあって自分で商売を始めて、まぁそれなり少しは苦労みたいな事も経験させていただいて、自他ともに認めるヲサーンになってからですな。
始めて父親の存在に感謝するようになったのは。
つまり世の中に出て、一人立ちして『戦う』ことになった時、父親が見せてくれた背中を思い出す。
母親の愛情を燃料にして、父親の背中を『武器』にして男は生きてゆくんだと思ったり思わなかったり(笑)

んなわけで、本日も感謝を忘れずにシコシコ頑張ります。



ビーフシチューは来月からね❤

イメージ 2


Viewing all articles
Browse latest Browse all 3407

Trending Articles



<script src="https://jsc.adskeeper.com/r/s/rssing.com.1596347.js" async> </script>