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Channel: 洋食『マーシュ亭』
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手間をかけない方が良い場合もあると思います。

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おはよーございます。
昨夜から暴風雪の札幌です。

豚ロースの厚切りステーキ、エシャロットとシェリーヴィネガーのソース、タイム風味

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久しぶりに作りました。
完売いたしました。
有難うございますm(_ _)m


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時おり、若いシェフの方々が遊びに来てくださいます。
酒を酌み交わしながら話す内容はヤパシ料理や経営の話です。
話を伺うと僕の方が恥ずかしくなる。
皆さん素晴らしい考え方や仕事をされております。
教えられる事の方が多い。

僕は不器用で仕事を知らない。
食材や最新の機材も知らない。
よくやってこれたなぁと思ったりします。
ただ、体力と気力だけはありました。
ってか超が3つ重なるぐらいの意地っぱりですからね。
それだけでやってます。

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不器用で何も出来ないから、やれる事は決まってくる。
アレコレ作れない。
一人でデカい店の料理を作ってましたから自ずと仕事は簡略化されてくる。
そんな中でもシェフとしては必殺技的な料理が作りたかった。
名物まではいかなくても『マーシュのアレっ!』みたいな料理が欲しかった。
そーゆー料理は難しく作り込むよりも、いつもある当たり前の食材でシンプルに作れる料理の方が良いと思った。
だって数を沢山作れなければ経営が苦しくなるだけだから。
あったり無かったりの必殺技なんて意味がない。
『俺が居ればいつでも作れる!』
そんな料理にしたかった。

作り込む料理はコピーされやすい。
ルセットで何とでもなります。
デジタル化しやすいから。
でも肉を焼く仕事や、アラミニッツで作るソースは真似しにくい。
不安定だし。

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豚ロースを広めてくれたのはお客様です。
沢山の方々が『マーシュの豚ロース』と言って話題にしてくれた。
そのお陰で乗り切ってきました。

パテ・ド・カンパーニュ
豚ロース
この2つの料理には感謝しております。

何も出来ない二流半の料理人で、金も人脈もない奴が戦っていく1つの方法かも知れません。
僕が若い方々に言えるのはそれぐらいです。

さて、今日もやりますか!
宜しくお願いいたしますm(_ _)m

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