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Channel: 洋食『マーシュ亭』
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おはようございます。

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牛ヒレは午後に届く予定です。
北海道の牛です。
1本?2本?
来てみないとわからないです。
厚めに切ったカツレツ。
値段は少々高くなりますが興味のある方は是非♪


明治の頃、今と違って料理油は高価なものでした。
西洋料理ではラードを使用するのが殆どです。
ドラマではタップリの油でアロゼしながらカツレツを揚げています。
本来は薄切りの肉をフライパンで焼いていたんです。
まあ、日本には天婦羅の文化がありましたからね。


明治の頃、皇室には西洋料理を作れる料理人がいなかった。
だから外国の来賓がある場合には仕出し屋さんから料理を運んでもらったの。
宮内庁御用達の店が中央亭、東洋軒、富士見軒、宝亭、築地精養軒等でした。
食材は殆ど輸入。
船便ですから腐ります。
仕方がなく自家菜園で玉葱やキャベツ等をつくりました。
あとは缶詰め。
料理はフランス式。
サービスはイギリス式。
モツロンオランダやロシアの文化も入ってました。
そんな時代に現れた日本西洋料理のスーパースターが渡辺鎌吉です。
オランダ大使館にいたので通称『オランダ鎌さん』(笑)
中央亭の創始者でもあります。
その弟子が三井倶楽部の岩堀房吉やニューオータニ初代料理長の小林作太郎です。

いやー、話始めたら止まらないよ(笑)
日本の西洋料理の物語は本当に面白いんです。
宮内庁に色々な店が自分達のプライドをかけて作った料理を持ち込みます。
当時の日本男児ですからね。
プライドと意地はハンパないですから(笑)


鹿鳴館

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