マーシュ亭を始める前の数ヵ月、ある大手牛丼チェーンで働いたことがある。
ブラッスリーマーシュの仕事がハネた後、夜11時から朝8時までぶっ通しで働いた。
そのまま寝ないでマーシュの仕事に入る。
約10ヶ月だったが正直キツかった。
しかしながら得た物も多かった。
自分が知らなかった『食』の世界があった。
一晩で数百人が来店する。
それを表一人、中一人で対応する。
これがキツいのだ。
しかもこっちは寝ないで働いていたから足腰がフラフラになる。
やることは山ほどあるし、客はひっきり無しに来る。
泣きが入るところだ。
そんな中で学んだことの殆どが『お客様』から得たものであった。
牛丼屋のお客様は、その殆どが『毎日来店する』客なのだ。
これはビックリした。
つまり『毎日来店する客が数千人いる』とゆうことだ。
これの意味することが分かるだろうか?
イタリアンやフレンチレストランに毎日通うお客様がいるだろうか?
モチロン値段も違うし、目的も違う。
比較にはならないのだが。
その牛丼屋を支えているものは、お客様の『日常』の中にある。
そしてそのお客様達は『飯を喰う』とゆう純粋な目的だけで来店するのだ。
ピュアである。
飯を喰うことにピュアなのだ。
牛丼が体に良いとか悪いとか、文化だの何だの難しい話ではない。
ただただ、その事実にビックリしたのだ。
残念だったのは店側の意識の低さ。
もうそこにある食べ物は『料理』ではない。
私は一生食べることはないが、いや食べる気にならない。
確かに安いし素人同然の輩が働いているのだから高い意識なんてありゃしない。
マニュアルは守るが、自分達が『料理を作っている』とゆう意識がまるでない。
可哀想だが牛丼屋の限界だろう。
まあ雇用側も、あえてスタッフに考えを持たせないようにしていた。
つまり『人は器械』にした方が管理しやすいからだろう。
そんな店でもお客様は毎日来る。
安いし早いし。
また少なからず『牛丼をこよなく愛する』お客様だっているのだ。
そしてピュアなのである。
我々レストラン業界に長くいると視野が狭くなる。
自分達の世界が全てになる。
また、そのお客様たちも狭い世界でしか見ていないのだ。
間違いなくレストランよりも牛丼屋に通う方々のほうが圧倒的に多い。
数十倍?数百倍?
それが事実だ。
事実であることが大切なのだ。
そのピュアに飯を喰う方々に『本当にムマイ料理』を提供出来ないものか?
それがマーシュ亭のコンセプトの1つでもある。
安い日常の食事も、作る側の技術や姿勢で本当にムマイ料理が提供できるよ!
牛丼よりは高いけれど、たまには来てみてよ!
そんな気持ちは常にある。
レストランに行くお客様。
月に何回行くのか?
そして数百店あるレストランから選べば自分の店に来る回数は1年に何回か?
難しい商売である。
必要とされるから商売である!
まったくその通りだと感じる今日この頃。
本日もハリキッテ参ります!
ブラッスリーマーシュの仕事がハネた後、夜11時から朝8時までぶっ通しで働いた。
そのまま寝ないでマーシュの仕事に入る。
約10ヶ月だったが正直キツかった。
しかしながら得た物も多かった。
自分が知らなかった『食』の世界があった。
一晩で数百人が来店する。
それを表一人、中一人で対応する。
これがキツいのだ。
しかもこっちは寝ないで働いていたから足腰がフラフラになる。
やることは山ほどあるし、客はひっきり無しに来る。
泣きが入るところだ。
そんな中で学んだことの殆どが『お客様』から得たものであった。
牛丼屋のお客様は、その殆どが『毎日来店する』客なのだ。
これはビックリした。
つまり『毎日来店する客が数千人いる』とゆうことだ。
これの意味することが分かるだろうか?
イタリアンやフレンチレストランに毎日通うお客様がいるだろうか?
モチロン値段も違うし、目的も違う。
比較にはならないのだが。
その牛丼屋を支えているものは、お客様の『日常』の中にある。
そしてそのお客様達は『飯を喰う』とゆう純粋な目的だけで来店するのだ。
ピュアである。
飯を喰うことにピュアなのだ。
牛丼が体に良いとか悪いとか、文化だの何だの難しい話ではない。
ただただ、その事実にビックリしたのだ。
残念だったのは店側の意識の低さ。
もうそこにある食べ物は『料理』ではない。
私は一生食べることはないが、いや食べる気にならない。
確かに安いし素人同然の輩が働いているのだから高い意識なんてありゃしない。
マニュアルは守るが、自分達が『料理を作っている』とゆう意識がまるでない。
可哀想だが牛丼屋の限界だろう。
まあ雇用側も、あえてスタッフに考えを持たせないようにしていた。
つまり『人は器械』にした方が管理しやすいからだろう。
そんな店でもお客様は毎日来る。
安いし早いし。
また少なからず『牛丼をこよなく愛する』お客様だっているのだ。
そしてピュアなのである。
我々レストラン業界に長くいると視野が狭くなる。
自分達の世界が全てになる。
また、そのお客様たちも狭い世界でしか見ていないのだ。
間違いなくレストランよりも牛丼屋に通う方々のほうが圧倒的に多い。
数十倍?数百倍?
それが事実だ。
事実であることが大切なのだ。
そのピュアに飯を喰う方々に『本当にムマイ料理』を提供出来ないものか?
それがマーシュ亭のコンセプトの1つでもある。
安い日常の食事も、作る側の技術や姿勢で本当にムマイ料理が提供できるよ!
牛丼よりは高いけれど、たまには来てみてよ!
そんな気持ちは常にある。
レストランに行くお客様。
月に何回行くのか?
そして数百店あるレストランから選べば自分の店に来る回数は1年に何回か?
難しい商売である。
必要とされるから商売である!
まったくその通りだと感じる今日この頃。
本日もハリキッテ参ります!